小麦栽培について

沖縄小麦の歴史

「読谷の遺跡からも麦が出てくる」と資料館の館長さんから聞いたことがあります。
戦前、沖縄ではさまざまな麦を栽培していたといわれていますが、基幹作物などの影響で麦栽培はなくなっていったそうです。
でも実は沖縄各地で自家消費でつくられつづけていたことが最近わかってきました。

「沖縄県麦生産組合」との
かかわり

2015年、麦栽培の文化を復活する目的で誕生した沖縄県麦生産組合。
金月そばは、沖縄そば文化に沖縄小麦が必要不可欠と考え、2016年から組合に加盟しています。
沖縄の自然への配慮を心掛けた、オーガニックな麦栽培に取り組んでいるところにもひかれました。
2017年より組合の製粉業も担うこととなり、現在に至ります。

「島麦かなさん」

「沖縄小麦・島麦かなさん」が2019年に誕生し、金月そばでもそのブランド名を打ち出しています。
金月そばでは「沖縄小麦・島麦かなさん」の中力粉を使用し、現在5%を使用しています。
原料としてはまず2桁の10%を目指しています。

金月そばとしての小麦の考え

金月そばの小麦原料は九州・熊本産が主原料です。
生麺を茹でた時立ち上がる小麦の香りは、生麺の沖縄そばを販売している醍醐味です。
香りをより楽しんでいただけるように「沖縄小麦・島麦かなさん」はブラン粉(ふすま・外皮)を使用しています。
麦の外皮は食物繊維も豊富で、小麦粉過多な食生活に健康を取り入れたい思いもあります。