「金月そば」の名前の由来

金月そば。「きんちち」そばって読みます。
金→苗字の金城から、月→方言で「チチ」と読みます。造語なのです。

どうして「月」が店名に?とか、なんだか月曜日〜金曜日まで営業の店みたいとか、
いろいろ言われますが、きっかけは犬の名前なんです。

13年前、生まれ故郷である沖縄・うるま市に帰り、新生活が始まりました。
僕は沖縄生まれで、ある意味、ホーム。
内地から共に引っ越してきた妻は完全移住者。
沖縄生活で、どうしても犬と暮らしたい…。

そんな時、今帰仁村(なきじんそん)の知り合いから里親のお知らせが。
なんでも観光客が迷子の子犬を連れてきて保護しているとのこと。

商売上あまり動物と生活を共にすることに前向きではなかった僕とは裏腹に、前向きな妻。
一度だけ顔見に行こうよと今帰仁へ。
まあ、久しぶりに見た妻の輝かしい目だこと。

いろいろな段取りを経て、そのわんこは金城家の家族になりましたとさ。

今帰仁村から子犬を連れて帰る深夜。名護の海の上には大きなお月さんがあり印象的でした。

チチっていう響きがかわいかったこともあり、我が家に迎えた子犬は「ちち」と命名されました。

そのころ店舗空き物件を探していた金城家は、チチの生まれ故郷(勝手に読谷出身だと決めてw)読谷村へしばしば足を運び、2007年12月のある日、喜名の道の駅前にの衝撃の張り紙「貸店」を見つけるのでありました。

「金城の金」+「チチの月」。 なんだかよい響き♪ 商売繁盛しそう♪ などなど。
金月そばの名前が誕生し、
2008年2月17日、金月そば読谷店がスタートしました。